清風南海中学・開智中学受験の
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受験の合否は親次第
(合格させる親がやっていること)
中学受験で失敗しないために
中学受験で失敗しがちなご夫婦の会話
もうじき小学校5年生になる
お子さんをもつお父さんとお母さんが、
こんな話をしています。
母「ねえ、タカシの中学のことだけど、
私立を受けさせたほうがいいんじゃないかと
思うんだけど。今年の春から5年生だし」
父「え~、私立?
近所の区立じゃダメなのか?」
母「ママ友に聞くと
あんまり評判よくないのよ。
それにタカシは
すどく成績いいじゃない?
テストもほとんど90点以上だし、
通知表もオール二重丸。
少し難易度の高いところにも
行けると思うのよ。
学費は、私も働いてるんだし
なんとかなるでしよ」
父「まあ、学費はどうにかなるかもしれないけれど、
小学校から受験勉強させるのか?
高校受験で頑張ればいいんじゃないか」
母「でも付属とかに受かれば、
あとがラクじゃない?」
父「今言ってる塾じゃダメなのか?」
母「やっぱり中学受験の勉強を
教えてくれる塾じゃないとダメみたい」
父「う~ん。まあ、挑戦させるのは
反対じゃないけどなあ。
近所にいい塾あるの?」
母「駅前に〇〇塾があるわよ。
家から10分だから送迎なしで通えるし」
父「う~ん」
母「ほら、それにサドルは
理系が強いみたいだし、
伸ばしてやりたいじゃない」
父「まあ、オレも理系だからなあ」
母「難しい算数や理科の問題は
あなたが教えてやってよ。
私は文系で国語や
暗記モノは得意だったから」
父「そうだなあ。
まあ、やらせてみてもいいか。
でも本人はどうなんだ?」
母「最近、中学受験の勉強している友だちに
刺激されたみたいで、
ボクも行きたいな~、
とか言ってるのよ」
父「野球はどうするんだよ、
レギュラーになれたって
喜んでたじゃないか」
母「それは続けられるんじゃない?
塾は毎日行くわけじゃないんだし」
父「まあ、そうだよな。じゃあ、
その〇〇塾とかいうところに、
試しに行かせてみたら?」
どこのご家庭でもありそうな会話です。
こんな会話の後で、
塾を訪れるお母さんとお子さんは
多いのではないでしょうか。
私は長年塾講師として、
また現在は家庭教師として、
中学受験に挑む子どもたちの
指導を続けてきましたが、
年数を追うごとに
「中学受験」の面白さ、奥深さ、
そして「難しさ」も感じています。
だからこそ子どもたちの
指導をしながら
多くの親御さんから
中学受験や塾に関するご相談を受け、
アドバイスしてきました。
中学受験の「難しさ」とは、
問題の難しさだけではありません。
むしろ、本当の難しさは
まったく別のところにあります。
実は、今ご紹介した、
お父さんとお母さんの会話の中にこそ
「難しい問題」が
たくさん含まれているのです。
ちょっと意地悪ですが、
この会話の中に含まれる
「問題点」を指摘してみましょう。
問題点1 学校の成績がいいから
難易度の高い私立中学に行けると思う。
中学受験に合格できると思う。
問題点2 付属に入れば後がラクだと思う。
問題点3 算数や理科の問題は
理系のお父さんが教え、
国語や社会は
文系のお母さんが
フォローすれば大丈夫。
問題点4 本人が塾に行きたいと
言っているから行かせてやりたい。
問題点5 (とりあえず)〇〇塾に行かせてみよう。
問題点6 野球と塾は両立できるだろう。
どこが間違っているのですか?
と仰る方も多いのではないでしょうか。
このご夫婦は、
お子さんの将来のことも
しっかり考えていますし、
夫婦の会話もちゃんとある。
塾と私立中学に
通わせることができるだけの
経済力もあるようです。
ご夫婦ともに大卒で、
お父さんは理系、
お母さんは文系、
だから両親も教えることが出来る。
これらはごくどく自然な発想です。
しかし、このご夫婦がこのままの意識で
子どもを中学受験
とりわけ難関校受験に挑ませても、
失敗する可能性が高いでしょう。
「超」がつく難関校に
合格するのはまず無理です。
ここで言う難関校とは
偏差値55以上の中学だと考えてください。
超難関校とは偏差値70前後の
数少ない中学を指します。
今指摘した問題点の
どこが「問題」なのか、
簡単に説明しましょう。
問題点1
↓
学校の成績がよくても
中学受験合格とは関係ない。
学校の試験と中学受験の試験は
質が違います。
試験の質とは、
考えるべき観点の広さや
物事の本質を問う問題が
出題されます。
問題点2
↓
付属に入れば後がラクだからと
受験させると、子供の将来が危うい。
目的がラクすることになってしまっては
お子様の価値観教育に大きな問題を生じます。
また、そのような考え方で
付属中学に入ってしまうと
中学受験がゴールになってしまい、
勉強が続かなくなります。
結果的に描いていた将来が
全く違うものになってしまいます。
問題点3
↓
親に中学受験の受験問題は解けない。
また親の「指導」はむしろ害になる。
親御様が指導すると
大人の常識・経験と
お子様の常識・経験のギャップを
気づかずに説明しがちです。
そのような指導は、
お子様を混乱させ、
逆効果になる場合が多いです。
問題点4
↓
「子どもの気持ち」はまったくあてにならない。
本人の気持ちを尊重することは
良いことだと思います。
しかし、まだ小学生です。
本人の気持ちを優先すると
受験勉強が嫌になってしまった時は
受験を諦める結果になってしまいます。
問題点5
↓
安易に塾を選ぶと大変なことになる。
お子様の現状と、塾の授業内容を
確認して塾選びをしましょう。
有名塾だから、大手塾だから、
という理由で塾を選ぶと
お金と時間、そしてお子様の自信を
失うだけになってしまいます。
問題点6
↓
安易な気持ちでスポーツと受験勉強の
掛け持ちは絶対避けたほうが良い。
お子様と話し合って決める。
これらの問題点についてどう対応すべきなのかは、
一つずつお話ししていきたいと思います。
最後に、
私たちが考える
中学受験を通じて
手に入れられるもの。
1,豊かな知識
2,正しい勉強方法
3,計画作成能力
4,時間管理(自己管理)
5,準備力
6,親子の絆
7,自己肯定感
など、
少し考えるだけで
沢山出てきます。
ただし、塾任せの受験勉強では
お子様が上に書いたことを
手に入れることが出来ません。
合格させる親を
実践することで
身についていくのです。
このブログを実践しえちただければ
合格させる親になります。
お子様の将来のために
ご活用ください。