「満点を狙う」ことの

危険性について

お分りいただけましたでしょうか？

 

注意しないといけないこと、

 

それは

「完璧主義のワナ」です。

 

お父さんお母さんが、

お子様が過去問を解いている様子を

見守っています。

 

その時に

お子様が解けない問題があることを

察知しました。

 

その時、

その問題を

「完全に理解させよう」と

思っていませんか？

 

「それのどこが悪いの？」

 

「分からなくても、

理解をしようとして勉強する。

すばらしいことでしょ？」

 

そう思われるかもしれません。

 

 

確かに、

理解できることも

増えています、

 

目に見えて

頑張っていることは

間違いありません。

 

また、お子様が

頑張っている姿を見ていると

誇らしいと思うかもしれません。

 

 

でも、

目に見えないところでは、

失っているものが

たくさんあるのです。

 

 

「？？？？」

 

 

まずは、時間です。

 

わかるところだけを読んで、

わらないところは

飛ばしていったら

どうでしょう？

 

 

もっとたくさんの

過去問題に取り組めます。

 

 

「満点を取ろう」とすると

 

「完璧主義のワナ」に陥ります。

 

あれこれ調べて、

他の受験生が知らない

知識を増やせるかも

わかりません。

 

しかし、

 

学習範囲を

広げられなくなります。

 

要は、確実に点数を

稼げる勉強が

おろそかになる

可能性があるのです。

 

 

勉強時間が

無限にあるのなら

それもいいでしょう。

 

しかし、

お子様が受験に使える

勉強時間は有限です。

 

無駄な時間を過ごしていると

どうしても勉強できない単元が

出来てしまいます。

 

 

さらに悪いことに、

 

そのように

一生懸命調べて、

やっと理解できた知識も、

繰り返さないと

どんどん忘れてしまいます。

 

 

もし、懸命に調べて

１回わかったことに

満足しても、

 

そのあと

復習しなければ、

 

人間の脳は、

忘れてしまうのです。

 

 

時間をかけて

ようやく理解できた内容も

忘れてしまえば、

試験では役立ちません。

 

 

私たちは、

目の前のものに

とらわれがちです。

 

それに加えて

「満点を狙う」なんていう

考えをもってしまうと、

 

どんどん細かいところに

こだわるようになります。

 

 

お子様が勉強している、

難題が解けるようになった、と、

満足感を味わうことは

出来るでしょう。

 

 

しかし、残念ながら

試験には、合格できません。

 

 

大切なことなので

もう一度、

繰り返します。

 

合格するためには、

満点は不要です。

 

「７割でいいんだ」

という気持ちが大切です。

 

この心構えが

試験合格の秘訣です。

 

お子様が、

「完璧主義」にならないよう、

お父さんお母さんも

「完璧主義」を捨ててください。

 

 

試験勉強だけではなく、

他の事にも当てはまります。

 

 

目の前の

出来ないことに

こだわるよりも、

 

出来ることに

集中する方が、

 

結果的に、

出来ることが増えます。

 

 

1問の問題に必死で取り組み

挙句の果てにわからなかった。

 

10問の問題にチャレンジ、

4問が出来るようになった。

 

 

合格するためには、

失敗の数は問題ではありません

成功の数を増やすことが

大切なのです。