清風南海学園中学・高校合格のための家庭教師

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合格するための勉強法 
POINT 25
適切な質問を探すことに
時間を使うことが重要です。

お子様の進歩が感じられない・・・。

あせってばかりで、

ぜんぜんやる気になっていない・・・。

 

そんなときには、

少しでも構わないので

 

「わかる」ところに

注目することを

前回、お話しました。

 

 

お子様が目標とする

志望校への合格、

 ↓

このために、速く読んで、

たくさん繰り返すこと!

 

その重要性は、

すでにお話してきた通りです。

 

大切なことなので

もう一度繰り返しますよ。

----------------------

ムリやりに

わろうとしないこと

----------------------

 

ガンバって理解しようとして

「力」が入りすぎてしまうと、

 

どうしても立ち止まります。

 

ついつい読むスピードが

遅くなってしまいます。

 

私のコーチングを受けている

クライアント達からは、

絶対に出てこない質問があります。

 

そして、メールセミナーや

Zoomセミナーだけしか

経験のない人たちからは

頻繁に発せられる質問です。

 ↓

「わろうとしないで、

 どうやったら

 理解できるんですか?」

 

確かに、ただ

ぼんやりと眺めるだけでは、

わかるようにはなりません。

 

ムリヤリ「わろうとしない」。

けれども、ただ

ぼんやりと眺めている

だけでもない。

 

これが、

「わかるところ」と

「わからないところ」を

区別する読み方です。

 

ただし、

「わける」といっても、

 

「ココはわっているだろうか……」

それとも、

「あまりわかっていないだろうか……」

 

と言った具合に

考えてはいけませんよ。

 

 

そうしているとき、

お子様は、すでに

「わろうとする」ワナに

はまっていますからね。

 

 

実際のやり方としては、

テキストや問題集、

あるいは速読ノートを読みながら、

 

「一瞬!一瞬!」のタイミングで

振りわけていくのです。

 

 

もっと簡単に言えば、

 

「読みたくなった」

ところだけを読みます。

 

そして、

「あんまり読む気がしない」

ところはパスします。

 

 

ラクラクわかるところは

無意識に問題を解いていたり

自然に読んでいます。

 

 

反対に、

あんまりわからないところは??

 

チラリと見ただけで

「や~めた!」という

気持ち……になり、

思考が止まりそうになります。

 

 

それでいいんですよ!

思考が止まる前に

次に進めていくことが大切です。

 

 

その位に気楽な気持ちで

スタートする方が

勉強の加速もスムーズです。

 

 

「わから~ん……」と

落ち込む必要もありません。

 

 

「ココは、今のところ

 わらないだけなんだ」と、

 

現状わからない情報として

ただ受け止めればOK!

 

なぜなら、お子様が

「理解を深める」ために

必要なプロセスだからです。

 

 

 

言い方を変えれば

「理解できないところ」が、

どこなのか?

それさえもわらない状態から、

 ↓

「理解できないところ」が、

どこなのか?

それが把握できている状態へと

前進しているのです。

 

 

着実なスモールステップを

登りつつあるのです。

 

 

この大切なステップの無視。

それが大ケガのもと。

 

一足飛びに、ムリして

「わろう」とするから、

混乱してしまいます。

 

そして、あせりも生まれて

余計に時間がかかるのです。

 

 

アインシュタインは、

次のように言いました。

 

「いきなり正解を探すよりも

 適切な質問を探すことに

 時間を使うことが重要だ」

 

 

「わらないところ」が

どこなのか? 

それもハッキリしないうちから、

 

 

ムリして全部を

「わかろう」とするのは、

 

 

アインシュタインの言葉を借りれば

 ↓

「正解を探そうとして、

 大切な質問を探していない」

 

ということになるのです。

 

 

もし、お子様が

もしくはお父さんお母さんが

「わかるところ」

「わからないところ」を

区別しながら、

 

繰り返しつつ、

スモールステップを

着実に登ってゆけば、

 

 

次のような

2つのメリットが

生まれています。

 

1つ目は、

「わかるところ」が

今までよりもハッキリと

理解できるようになる。

 

 

そして、2つ目は、

「わからないところ」に

意識を向ける余裕が生まれてくること。

 

 

実は、もうひとつ、

メリットがあります。

 

それは、、、、

 

「何がわからないのか?」

それが、はっきりわかってくることです。

 

 

アインシュタインの話でいえば、

適切な質問が見つかるのです。

 

 

それまで

「わからない」と

思っていた問題の中にも

 

「わかるところ」が

あることに気づきます。

 

 

そうすると、さらに深く

「わからないところ」は何か?

を追究できるようになります。

 

 

わからないところが見つかると

解決方法が見つかります。

 

 

こうしていくうちに、

だんだんと

「わかるところ」が増えて、

 

「わからないところ」は

ピンポイントで攻略できます。

 

その結果、

わからなかった問題が

スムーズに「理解」できます。

 

 

もし、お子様が

力が入りすぎていることに気づいたら……

 

ムリやり「わかろう」と

していることにと気づいたら……、

 

そんな時には、

少し、リラックスして

身体を少し起こして

せすじを伸ばしてあげてください。

 

 

私たちは、誰でも

「わかろう」としている時には、

 

体も意識も

前のめりな状態です。

 

そして、実際の視野も

狭くなっていますし、

 

物ごとを俯瞰するための

思考の視野も

狭くなっています。

 

 

そんな時こそ、

顔を上げて、

問題集やテキストと

心理的な距離を

置くようにしてあげてください。

 

ムリに「わかろう」と

頑張るのではなく

 

「わかるところ」

「わからないところ」を

区別していきましょう。

 

 

とりあえず、

読む気がするところだけ

読んでいきましょう。

 

 

「思考力を鍛えろ!」

 

「応用力を養え!」

 

なんて言われたこと

ありませんか?

 

この思考力、応用力って

いったい何でしょう?

 

ハッキリしませんよね。

 

このような曖昧な

アドバイスが原因となって

 

 

「お子様は思考力がない……」

 とか

「お子様は応用力に欠けている……」

 

なんて

思ってはダメですよ。

 

 

ワケのわからない「○○力」を

気にするよりも、

 

大切なテキストや問題集に

意識を向けてくださいね。

 

そして、シンプルに

「わける」ことから

スタートしましょう。