清風南海学園中学・高校合格のための家庭教師

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合格するための勉強法 
POINT 31
まず、思い出せるところから
足場を固める。

「覚えているうちにくり返す」

 と言われても…、

「ぜんぜん出来ない…」

というお子様もいらっしゃいます。

 

でも・・・。

本当に何にも、

思い出せていないのでしょうか?

 

そんな時は、

その問題を見たことがあるかどうか

たずねてみてください?

 

そうすると

 

「見たことはある・・・」

と言うお子様ががほとんどです。

 

次に、その問題を

読んだ覚えはあるかどうか

訪ねてみてください?

 

すると

「読んだことはある・・・」

ということは、……

 

お子様は、

全然思い出せていないわけ

・・・ではありませんね。

 

ほんの少しですが、

 

その問題を見たり

読んだりしたことは

思い出せていますよね。

 

 

「ええ、まぁ、

 そうなんですが…」

 

「それだけでは、

 ダメですよね。。。」

 

今は、もう少し

気楽に考えましょう。

 

「ダメ」とか「良い」とか

の話ではなくって、

 

「まったく覚えられない」か

 

それとも、

 

「ほんの少しなら、覚えられる」か

というレベルの話だとしたら?

 

「ほんの少しなら、

 覚えていますけど……」

 

そうですか! よかった!

それなら

大丈夫ですよ♪

 

 

私たちは、ついつい

思い出せない部分に

意識が集中してしまいます。

 

また、

全てを思い出さないとダメ

とも思っています。

 

そして、

「全然思い出せない・・・」

といった、否定的な気分に

なってしまっています。

 

このときの

「全然~~」という言葉は、

非常に危険です。

 

注意して下さいね。

実際に少しは覚えていますから。

 

いま、確認したとおり、

 

思い出せる部分が

ちゃんとあるのに、

その「宝物」を

無視してしまうからです。

 

 

たとえ、お子様が、

ほんのわずかしか

覚えていないと感じても、

 

思い出すトレーニングを

すればいいんです。

 

コーチングの際に

私がクライアントさん達に

いつも行っている通りです。

 

その方法は、

リトリーバル学習法と呼ばれたり、

 

リトリーバル・プラクティス

(retrieval practice)、

 

リトリーバルトレーニング、

(retrieval training)などと

言われることもあります。

 

 

たとえば、次のようにして

思い出します。

 

「タイトルに『植物』という

 言葉があったなぁ。」

 

「最初のページには、

 菜の花の写真があった!」

 

「その下には、

 おしべ・めしべの図が

 書いてあった。」

 

 

・・・といったふうに

思い出してゆきます。すると、

 

この作業で思い出した

「植物」という言葉や写真、

おしべ・めしべの図は、

 

お子様の記憶に

しっかりと定着し始めます。

 

 

そうすれば、

2回目に読むときは、

 

1回目よりも素早く、

ハッキリと思い出せます。

 

さらに、この部分が

基礎となって、

 

ほかの事項が

思い出せるようになります。

 

 

しかし、お子様が

「全然思い出せない」という

否定的な感情になっていたら、

 

せっかく分かっているところも

「記憶」として定着しません。

 

 

2回目に繰り返すときも、

  ↓

忘れた…。

 

3回目に繰り返すときも、

  ↓

忘れた…。

 

4回目に繰り返すときも、

  ↓

忘れた…。

 

 

 

いつも、虚しく

ゼロからのスタートです。

 

これでは、

いくら頑張っても

成果は出ませんよね。

 

 

塾に通っても

 

自宅で長時間勉強しても

 

前進を感じられません。

 

そして、残念ながら、

「不合格」と

なってしまいます。

 

否定的な言葉って

コワいですよ。

 

 

同じ時間を使って、

同じテキストで勉強しても

合格・不合格が分かれます

 

それは、

「心構え」と「言葉遣い」

ほんのわずかの違いです。

 

 

少しでも「わかるところ」

「覚えているところ」を

確認すること。

 

そこから、ドンドン

繰り返していくこと。

 

これが大事なのです。

 

 

新しい分野の

テキストや問題集を読んだとき、

 

お子様が見たこともない言葉が

ギッシリならんでいます。

 

 

ですから、最初は、

ほんの少しだけ

わかりそうなところを

探しましょう。

 

 

お子様の心に、

ほんの少しでも、

何かが残れば、

それで大成功!

 

それを前進の基地として、

そこからさらに

先に進んでいくのです。

 

つまり、もっと細かい

内容に入っていくのです。

 

 

「全然思い出せない・・・」

 

「ほんの少しでは合格には

 とても役立たない・・・」

 

 ↓

このように言う人は、

完璧主義のワナに

陥っています。

 

しかも、皮肉なことに

完璧主義が原因で、

ほとんど進歩できません。

 

 

「完璧主義」を脱出して、

あなたは、

「合理主義」で

前進してゆきましょう。

 

 

ほんのわずかでも、

「光」を見つけること。

 

コレさえできれば、

そこにフォーカスして

繰り返しトレーニングを

スタートできます。

 

そうすれば、大抵の障害は

乗り越えることができます。

 

 

習い事ばかりで時間がない?

 

身体に少しハンディがある?

 

学習能力にハンディがある?

 

 

私は、それらについて

ほとんど問題とは思いません。

 

 

「やる気のないこと」

  ↓

これこそが、

最大の障害だと、

私は思っています。

 

 

そこで、具体的な対策としては、

とてもシンプル。これまで、

お伝えしてきた通りです。

 

 

少しでもわかるところや、

少しでも覚えているところに

焦点を当てます。

 

そして、そこをくり返す

しかも、

「覚えているうちにくり返す」のです。

 

 

そうすれば、

最初は細かった柱が、

太くしっかりしたものになります。

 

スタート時は、

かすかな光だったものが

まぶしく強い光になります。

 

 

小さなこともおろそかにせず、

大事に育てて下さい。

 

もちろん、1回きりであれば

成長は望めません。

 

それきりで終わりです。

 

 

しかし、何十回、さらには

何百回とくり返すなら、

成長は確実に大きくなります。

 

毎日、種に

水をやりながら育てていくように、

 

最初は小さい芽でも

それを大事にしつつ、

気長に成長を見守りましょう。

 

 

そうすれば、いつしか

大きな木ヘと

成長してゆきます。

 

 

せっかく勉強したんだから

覚えたことを忘れたくない……。

 

そのような思いから

生まれた勉強法があります。 

 

 

「スイッチフルバック学習法」。

 

 

これは、いつも

最初に戻って

勉強する方法です。

 

たとえば、今日、テキストでの

最初の10ページを

勉強したとします。

 

そうすると、次の日は

その10ページを勉強してから

次の10ページを勉強します。 

 

さらに次の日は

また最初に戻って、

20ページを復習……

という方法です。

 

勉強する範囲を広げながら、

 

しかも常に、

最初に戻って、

勉強するわけです。

 

 

 

 

 

日を追うごとに、

1日で読むページ数は

増えていきます。

 

もちろん、

何回も読むうちに

速くなります。

 

しかし、

「最初はいいけれど、

 どんどんキツクなる」方法です。

 

 

この方法を、もっと

楽にできるように

改良したものが

速読ノート活用学習法

と言えるでしょう。