清風南海学園中学・高校合格のための家庭教師

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合格するための勉強法 
POINT 32
脳の本質、それが「繰り返し」
まっしぐらにリピートを続けよう。

私のクライアントさんが

毎日、活用している速読ノート。

今日も、何回か、

パラパラやっていると思います。

 

 

「!!!!」

 

 

しかし、

つぎのように、

カン違いする人が大勢います。

 

  ↓

「そうか…あのように

 大きくノートを書いて

 早くめくれば

 一回で覚えられるんだ・・・」と

 

 

1回で、(あるいは数回で)

「すばやく」で「覚えられる」

魔法のような方法だと

カン違いされるんです。

 

「・・・・・・」

 

 

1回じゃムリですよね。

じゃあ、

10回くらいですか??

 

 

「・・・・・・」

 

 

100回くらい??

 

 

「。。。」

 

 

200回くらい??

 

 

「!」

 

 

もしかしたら、

300回以上?

 

 

「♪♪♪♪♪」

 

 

速読ノートに限らず、

学習の記憶蓄積において

もっと大事なところは

「大量の繰り返し」です。

 

「速く読むこと」は、

繰り返すために

「必要な条件」にすぎない

とも言えると思います。

 

超低速では、大量に

繰り返すことは

できませんからね。

 

 

今まで、取り組んできたことを

サラッと復習してみましょうか。

 

 

たくさん繰り返すために、

止まらないこと。

 

最初は、細かいところに

こだわり過ぎないこと。

 

ムリヤリに

分かろうとしないこと。

 

分かるところと

分からないところを

区別すること。

 

理解できたところだけに

フォーカスすること。

 

 

こうして、大量に

繰り返すことができれば、

 

お子様は、テキストの

理解を深めながら、

「高速」で読むことが

できるように

なっているはずです。

 

 

でも、コレ、

多くの人が嫌います。

 

ほとんどの人が

やりません。

 

 

だから、このアプローチで

一年以上取り組めば

誰でも、ムリなく

望む成果を達成できます。

 

 

マラソンで言えば、

お子様は「独走状態」に

なっているでしょう。

 

なぜなら、他の人たちは、

スタート地点近くで

立ち止まっているんです。

 

 

つぎのようなことを考えて、

ストップしたままなんです。

 

「もっと効果的な学習法は

 他にないだろうか?」

 

「なんとか1回か、2回か、

 できるだけ少ない回数で

 覚える方法はないかな?」

 

 

その間に、お子様は

自分のペースで、

快適に

休むことなく

走り続けてきました。

 

 

私たちは、

行動を続けると成長します。

 

体力も、精神力も向上します。

 

勉強だって、

まったく同じです。

 

 

 

確かに、

ゆっくりでもいいから

丁寧に作り込むことが

求められる仕事もあります。

 

伝統工芸のようなモノを

作るときには、

 

最初から、丁寧に

取り組まなければ、

不良品の続出です。

 

サッサとやっても

やり直しばかりでは、

結局、仕上がりは

遅くなってしまいます。

 

 

 

 

しかしながら、

このアプローチが

すべての取り組みに

当てはまるとは

限りません。

 

じっくり、ゆっくり

やることがすべて

ではありません。

 

失敗が許されない取り組み

ばかりではありません。

 

何回も手を加えていく

アプローチだって

非常に有効です。

 

 

例えば、モノ作りでも、

とりあえず

試作品を作って、

それから検討することも

あります。

 

1号機を作って、

そこに気づいたことを

追加してゆきます。

 

改善点に気づけば、

マイナーチェンジを行います。

 

このように、少しずつ

イメージをブラッシュアップ

したほうが

 

取り組みもスムーズになり、

プロジェクトが

効率的になる場合もあります。

 

 

試験勉強では、

「じっくりと、慎重に

 取り組んで、確実に

 1回で終わらせる」

という発想では、

大損します。

 

スグに疲れ果てて

やる気がなくなります。

 

自分に鞭打って

ムリヤリ頑張りすぎて、

勉強に手がつかなくなります。

 

その結果、あなたは

理解が遅くなり、

学習の質も

低下してしまいます。

 

 

お子様が取り組んできた方法。

  ↓

分かったところにフォーカスして

どんどん繰り返すという発想が

大きな成長につながっています。

 

なぜなら、

リラックスして繰り返すことで

 

私たちの脳は、

理解を深め、

シッカリ記憶するからです。

 

私たちの脳は、

大雑把に理解し、

記憶することが得意です。

 

しかも、繰り返さなければ、

私たちの脳は、

理解したことを

大事なものとして

認識しません。

 

したがって、

繰り返さないと

記憶できないのです。

 

 

あせって受験勉強するとき、

先を急ぎ、そして、

1回で済ませようと

考えがちで。

 

どうしても、繰り返しを

避けようとします。

 

ここに、ワナがあります。

 

 

(繰り返しをさける)というのは、

「脳の基本的な性質」に

逆っているのです。

 

 

たとえて言えば、

「重力の法則」を

利用するのではなく、

 

重力に逆らって

モノを動かそうと

頑張っているんです。

 

 

ですから、学習が苦しくて、

うまくいかないのです。

 

 

 

脳に関する「重力の法則」

ともいうべき

「繰り返しの法則」

 

これに、逆らわず、

受け入れて

フル活用しましょう。

 

繰り返しが身につけば、

ムダなガンバリは不要です。

 

一気に楽になりますよ。

 

 

あなたの発想も、変わります。

 

今までは、どうやって

「繰り返しを避けようか…」と

考えていたかもしれませんが、

 

これから、あなたは、

どうすれば

「楽に繰り返せるだろうか……」

という発想をしているでしょう。

 

 

 

大阪の有名ホテルには

5000人以上のお客様の名前を

覚えているドアマンがいるそうです。

 

『ビジネスマンのための「行動観察」入門』

(松波晴人著 講談社現代新書)より。

 

 

その記憶の秘密とは・・・。

そのホテルマンの工夫のひとつ。

 

お客様が所属する「会社」

という情報を加えていました。

 

これは、

書籍に「見出し」をつけるのと

同じ効果がありますので、

覚えやすくなったはずです

 

 

 

さらなる工夫は、・・・

 

お客様の名前や会社名を

書いたノートを

常に持っていて、

 

しかも、

 

「何度も繰り返して覚える」

 

「間隔を空けて見直す」

 

「ホテルから帰る前に見直す」

 

「寝る前にも、ノートを見る」

 

ということを毎日

行っていたそうです。

 

 

つまり、

「脳の基本的な性質」を

フルに活用して

「繰り返し」ていたのです。

 

 

ここまで徹底すると、

お子様もあなたも

このホテルマンのように

膨大な情報を

記憶できるのですね。